毎月の返済額を70,000円とした場合、
金利が0.6%の変動金利だと
2651万円借りることが出来ますが、
金利が1.2%の固定金利だと
2399万円しか借りることが出来ません。
つまり、変動金利と固定金利では、
借りられる額が
252万円も違ってくるのですが、
これに加えて固定金利は、
銀行に融資手数料という余分な手数料も
最初に払わないといけないので、
さらに50万円ほど家づくりに
かけられる予算が減ることになります。
毎月の返済負担を上げることなく
固定金利を選ぶためには、
家づくりにかける予算を
圧縮しなければいけません。
とまあ、これが固定金利を選ぶ場合の
基本的なセオリーなのですが、
どっこい現実はというと、
そう簡単には300万円も
予算を減らすことが出来ないという方が
ほとんどではないでしょうか。
なので、今回はこの場合のように
仮に300万円思っていたよりも
予算オーバーしてしまった時、
どうすればいいのかについて個人的な
意見を述べていきたいと思います。
✔️固定金利にする?変動金利にする?
この場合、毎月の返済は上がるけど
ずっと返済が変わらない固定金利を選ぶか、
あるいは、途中で返済が
上がってしまうかもしれないけど、
とりあえずは予定通りの返済額となる
変動金利を選ぶかの選択をすることになります。
固定にした場合、
ざっと1万円ぐらい返済が
上がってしまうことになるという感じです。
さて、あなたならどちらを
選択されるでしょうか?
安定・安心を優先するか?
はたまた目先の返済額を優先するか?
この場合、僕は固定金利よりも
変動金利をオススメします。
理由は簡単。
固定にしてしまうと
毎月の負担が増えることになり、
その分積立投資にお金が
回せなくなってしまうからです。
銀行の利息よりも長期積立投資に
よって増えるお金の方が、
少なく見積もったとしても
利率が高いですからね。
そんなこんなで個人的には、
あくまで積立投資を
優先して欲しいと思っている次第です。
もちろん「つみたてNISA」や
「iDeCo」といった
国が推奨する制度を利用しつつです。
✔️変動金利の2つの心得
では、変動金利を
選ぶことを前提とした場合、
どんなことに
注意しておけばいいのかについて、
ここからはお伝えしていきたいと思います。
まず1つ目が、
金利の見直し時点で
必ず銀行と金利の交渉をすることです。
地方銀行が取り扱う
当初期間固定型の住宅ローンは、
たとえ市場の金利水準が
今と変わってなかったとしても、
金利の見直し時点では
必ず金利が上がってしまうからです。
なので、金利見直しのタイミングで
銀行と交渉しないといけないということを
忘れず覚えておいて下さい。
そして、もう1つが常に
健康管理に気を付けることです。
理由は、金利見直しのタイミングで
運悪く銀行との交渉が折り合わない場合、
他の銀行に借り換えするという選択肢を
とることになるかもしれないからです。
つまり、再び住宅ローンを借りるにあたり、
団体信用生命保険という掛け捨ての
定期保険に加入しなければいけないから
健康に注意しといてくださいね、
というわけですね。
大病を患ってしまっていたら、
入りたくても入ることが
出来ないかもしれないし、
あるいは、入ることは出来ても
金利アップの条件付きに
なってしまうかもしれませんからね。
いかがでしたか?
個人的には、
家づくりの予算を少しでも落とし、
固定金利を選べるようにした方が、
ローンや健康管理のことを過度に
気にしながら暮らさなくて良くなるので
絶対にいいと思っているのですが、
仮に変動金利を
選ばざるを得なくなったとしても、
以上の3つ
(積立投資・銀行交渉・健康管理)
さえ心得ておけば
別段何の問題もないと思っています。
とはいえ、金利が安い
変動金利を選んだにもかかわらず
積立投資が出来なくなる予算で家づくりを
するのは99.99%間違っているので、
家づくりの予算設定だけは
絶対にミスらないように
気を付けて資金計画を
行ってもらえたらと思います。
アッド・エヌでは
ご家族に合わせたライフプランを
提案させていただいています。
漠然とした資金計画より
目に見える数字を把握することによって
安心ももてると思います。
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