今回は、
昔の日本家屋に比べ
ずいぶんと安く建てられるようになった
もはや間取りも外観も建売住宅と
そう変わらない最近の注文住宅について、
お伝えしていこうと思います。
○今主流な間取りは日本人に適しているのか?
建売住宅に限らず、
最近の注文住宅の間取りは、
完全にコスパ重視でつくられていますが、
コスパ重視でつくられたお家の間取りは、
日本人の気質やライフスタイルには、
とてもじゃないけど合うものではありません。
例えば、密集する住宅の中で、
外に向かってオープンになる家は、
本当に住みやすい家でしょうか?
開けた方向につくった大きな窓は、
外から家の中が丸見えになってしまいますよね。
また、中から外もよく見えるので、
いっそう外から見られている感が出てしまいますね。
これでは、リラックスした状態で
家の中で過ごしにくくなってしまいますよね。
ノーメイクやパジャマのままで、
あるいはパンツ一丁や上半身裸で、
過ごしにくくなってしまいます、、
結果、本来は光量調整のために設置するカーテンを、視線の遮断を主たる目的として設置せざるを得なくなります。
そして、想像を大きく下回る
明るさの中で暮らさざるを得なくなります。
そうならないように、
保険のために窓をたくさん設置しようとすると、
それはそれで別の問題が起こります。
耐震が悪くなる問題、
家の中が寒くなる問題、
もっとカーテンが必要になる問題、
外壁が汚れやすくなる問題、
掃除する場所が増えてしまう問題、
思っていたより収納が少ない問題、
家具が置きにくくなる問題、
などです。
窓が多くなり、
その分壁が減ったことによる二次的な被害です。
自分自身で耐震と温熱を悪くし、
かつ、余計な費用がかかり、
かつ、使い勝手が悪い家にしてしまう、
という具合です。
こういったお家の特徴は、
子ども部屋の利用時期が
限定的になってしまうこと、
家が散らかりやすくなってしまうこと、
洗面やキッチンといった本当は明るくしたい場所が、
なぜか異様に暗い場所になってしまうこと、
洗濯の動線がやたら悪くなってしまうこと、
などがあるのですが、
これらは全て生活に支障をきたす
深刻な問題となってきます。
○住みやすい家が一番!
今主流となっている間取りを真似て
家を建ててしまうと、
絶対に住みやすい家にはなりません。
ここまでお伝えしてきた通り、
コスパを重視した間取りだからです。
事実、当たり前のように子ども部屋を
2階につくってしまったら、
子供が小さいうち家が片付きにくくなり、
出ていった後も使いにくくなってしまうのです。
また、当たり前のように、
南向きで部屋をつくってしまうと、
丸見え、日焼け、暑い、という問題が発生し、
逆に、水周りは、暗い、寒い、ジメジメする
という問題も発生してしまいます。
さらに、
2階建てにしなきゃいけないと
思い込んでしまっているから、
地震に弱い家になってしまい、
耐震補強に余分なコストを
掛けざるを得なくなってしまいます。
家ってホントは、
当たり前に倣って建てるものではなく、
土地に合わせて建てるものだということ、
その原理原則に沿って建てると、
とても住みやすい家になる
ということを、建てる前に
知っていただけたらいいなと思います。
アッド・エヌではご家族のスタイルに合わせたライフプランを
ご提案させていただいております。
ぜひお気軽にご相談お待ちしております。