家づくりをするにあたって、
毎月の返済額をいくらにしたらいいか？
お分かりになりますでしょうか？
家賃ぐらいがいいのか？
家賃より高くなって当たり前？
あるいは家賃より低く設定すべき？
もちろん、正解は人によって違うため、
一概には言えないのですが、
1つ言えるのは、
毎月の返済額を決める上で、
知っておくコトが3つあるということです。
まず、
家を持つと維持するためのコストがかかる
ということです。
つまり、賃貸暮らしの時より、
出費が多くなるということですね。
○「固定資産税」（都市計画税）
家を持つと支払い義務が出来る税金。
○「火災保険料・地震保険料」
家を持つと、絶対に火災保険を掛けなければいないのです。
また地震保険は任意ですが、
これに加入しようとすると、
さらに別途費用が必要で、
これらの保険を継続して掛け続けていかなければいけないのです。
○「メンテナンス費用」
生涯暮らしていく住まいなので、
自己責任で定期的にメンテナンスをしていくようになるので、
この費用も、もちろん考慮すべき点ですね。
以上の3つが、家を持つことで
掛かってくるコストなのですが
この他にも、、
家の面積も賃貸より大きくなるので、
家の性能や大きさ、暮らし方によって、
光熱費が賃貸の時より高くなるかも、、
もっと先を見越すと、
老後生活のためにリフォーム費用が必要となってくるかもしれないので、その費用のことも頭においておくべきことですね。
続いて知っておいていただきたいのが、
可処分所得が下がっていくということなのです。
つまり、給料の手取り金額が減っていく
ということです。
理由は、少子高齢化だからです。
高齢者が増え、介護料や年金が
たくさん必要になるのに対し、
少子化が進むことによって、
社会保険を納付する人数が
減っていっているからですね。
私たちの社会保険の納付負担は、
上がって当然なわけです。
ある大学の教授が調べたデータによるれば、2035年には、
給料の天引きを60％までしないと
日本の社会保障制度がもたないとも言われています。
ですから、収入が上がっていくことを
前提とした返済シュミレーションや資金計画は、
大きなリスクを背負う原因となるかもしれないのです。
物価や税金も徐々に上がっていくことも
想定しておかないといけないですね。
最後に知っておいていただきたいのは、
老後に備えて貯金をしていくべき
ということです。
少子高齢化のため、
私たちには現在支給されているほど
年金が支給されないと思われるし、
きっと年金を受け取ることが出来る年齢も
遅くなってくるのではないでしょうか。
その結果、、
60歳や65歳で退職するのではなく、
もっと長く働かざるを得なくなると思いますが、
ずっと働くことが出来るかどうかは、
現時点では全く分かりませんね。
それゆえ、老後生活のための備えを
今からコツコツ準備していく必要があるというのです。
たとえ可処分所得が減ってしまったとしてもです。
いかがでしたでしょうか？
家づくりの資金計画は、
今の状況だけを考えてするのではなく、
以上の3つに共通するように
未来のことまで考えながらしていかなければならないということなのです。
周りのみんなや、
不動産屋や住宅会社にとっての
当たり前に影響を受けないよう、
自分自身の収入と支出、
今後の暮らしのことまでよく考えた上で、
毎月の返済額を決定していただければと思います。
これが資金計画をする上で最も大切なコトなのです。
アッド・エヌではご家族のスタイルに合わせたライフプランを
ご提案させていただいております。
漠然とした資金計画より目に見える数字を把握することによって
計画も立てやすく安心ももてるとおもいます。
ぜひお気軽にご相談お待ちしております。
