分譲マンションを持てば、
共用部分を維持管理するための費用や、
外壁の塗り替えやエレベーターの
修理のための修繕積立金などが、
ローンとは別に必要となりますが、
一戸建てを持った場合も、
自らの責任で定期的な修繕のために
積み立てをしていかなくてはいけません。
また、
水回り商品もやがて老朽化することから
そのタイミングに備えたリフォーム費用も
コツコツと積み立てして
いっておくことをオススメしています。
定期的に確実に壊れる
家電製品の買い替え費用もです。
毎月の返済にいくら
当てるかを決めるにあたって、
まずはこれらに
どれくらいの費用が必要なのかを
把握してもらいたいと思っている次第です。
では、今後家を持つことによって
必要だと考えられるコストについて
お伝えしていきたいと思います。
✔︎固定資産税
固定資産税は、資産を
持ち続けている限りずっとかかる税金です。
また、住む地域によっては、
固定資産税に上乗せして
都市計画税という税金がかかります。
建てた後の負担を減らすためには、
この税金を少しでも
抑えられるように家づくりをすべきです。
家の面積を少しでも小さくするとか、
土地の面積も少しでも小さくするとか、
そもそも住む地域から
考えるといった感じですね。
✔︎火災保険
家を持つと火災保険に
加入することになるのですが、
火災保険に関しては
「どこまで保障するのか?」
「建物だけじゃなく家財にも入るのか?」
「どこの保険会社で加入するのか?」
「地震保険にも入るのか?」
「その場合、家財にも入るのか?」
「耐火構造なのかそうじゃないのか?」
などによって費用が異なります。
とりわけ、建物の構造が
耐火かそうじゃないのかによって
ものすごく保険料が違ってくるので、
建物の構造は絶対に耐火にすべきだと思います。
✔︎定期メンテ&リフォーム費用
長期間、
良い状態で暮らし続けていくためには
外回りの定期的な
メンテナンスは欠かすことが出来ません。
15〜20年に一度ぐらいのスパンでしょうか。
また、
キッチンやお風呂などの
水まわりも確実に老朽化するので、
20〜30年を目処に
入れ替え工事が必要となります。
そして、そのついでに家の中の
壁や床や天井もいじりたくなると思います。
とはいえ、外回りのメンテをしようと思うと
ざっと150〜200万円ほどはかかるし、
水回りの入れ替えに伴うリフォームも
ざっと300〜500万円はかかります。
家を建てると同時に、
これらの積み立てを
始めていくことをオススメしています。
この積み立てが出来ていなければ
リフォームローンを組まざるを
得なくなってしまうだけですからね。
✔︎家電の買い替え費用
家電に関しては10年単位で
故障すると考えておいた方がいいので、
冷蔵庫、洗濯機、エアコン、
テレビ、パソコン、掃除機、給湯器、
オーブンレンジ、炊飯ジャー、
などの故障に備えて家の
メンテ&リフォーム費用と共に
家を建てると同時に積み立て
していくことをオススメしています。
また、
同じタイミングで全て揃えてしまうと、
いっせいに壊れ出して
出費が集中してしまうので、
出来ることならば、少し時期を
ずらしながら購入することを
ご検討いただいた方がいいかもしれません。
いかがでしたか?
家を持つとけっこうな
維持管理費用がかかるということを
ご理解いただけたのではないかと思います。
そして、これらを全て合わせると、
おそらく毎月4万円ほど
積み立てていっておいた方が
得策ではないかと考えています。
というわけで、
毎月の返済額を試算する時は、
これら費用のことも考慮した上で
算出していただければと思います。
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